意識を変えれば強くなれる
豪雨の中試合が中断 走っている選手は自分で走ることが最善と考え 選手の考えで走っています
自分で信じて行動することは選手として たとえ失敗しても大切なことです
競技選手マニュアル
競技選手の手引きとして使ってください
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回遊魚練習の服装
■気温が低いとき
ヒートテック・Tシャツ・ポロシャツ・重ね着 必要ならトレーナー ただし濡れて重くなる
コンビニで販売している雨具を切断して 上下着ることも可能 帽子は必要
できるだけ濡れないように工夫する
コートでは常に体を動かし 暖かい飲み物を飲む
■気温が少し低いとき
ヒートテック・Tシャツ・ポロシャツ・重ね着 帽子は必要
コートでは常に体を動かし 暖かい飲み物を飲む
■夏場の時
ヒートテック・Tシャツ・ポロシャツ・重ね着 帽子は必要
コートでは常に体を動かし 暖かい飲み物を飲む
練習後の更衣
@ 可能なら おふろで温まる または 温水シャワーで温まる
A 乾いた衣服に着替える テニスコートに シャワー・更衣室あり
B 暖かい飲み物で中から温める
C できれば熱い・暖かいものを食べる
公共施設のコートマナー
外のコートを借りて練習するときは 次の事を守りましょう
とくに 小学生低学年は注意しましょう
@ 隣のコートに無断で絶対に入らない 危険であること 利用者の試合や練習を止めることになる
A ボールが隣のコートに入ったら 取ってもらうか 許可を得てコートに取りに行く
B コートまわり アウトコートも含まれる
C 時間前に 使ったコートから ブラシをかけて ネットを緩め 速やかに立ち退く
向原JSTの練習の基本的な考え方
私は ソフトテニスは 攻めが3で 守りが7と考えていて 日ごろからそのように指導しています
ライジングシュートやボレーなどリズムの早いラリーで コースに正確に打ち分けられるように 練習します
これは 攻めの要素の一つでもありますが 7割は守りの練習です
壁打ちをすると よくわかります
ゆるい打球を打った場合は 壁からの返球はゆっくりで 守りやすくなりますが
速い打球を壁に打ちつけると それだけ早く鋭く打球が返ってくるので 守りは難しくなります
それに対応していける力を練習でみにつけることが 向原流の守りの練習です
ライジング・シュートでビシビシ打つことは攻める要素だと とらえがちですが
オープンプレイス 逆モーション ゾーンの接線上など
ドロップショット タイミングを外す ハイシュート リセットロブ など攻め方は数多くありますから
それだけが唯一の有効な攻めとは限りません
それよりも 前に出て早いタイミングで 守りの準備姿勢が早く取れるような選手になるために
タイミングの早いラリーを常に意識して練習することが大切です
ソフトテニスは 攻めが3 守りが7と考えて 練習してください
そして 守りに強い選手になってください
向原JSTの技術習得の基本的な考え方
常に2つの事を意識しましょう
一つ目は とりあえず今 正確に打つための工夫 ⇒ 調整
二つ目は 今後 正確に打つための工夫 ⇒ 練習
この二つを常に意識していれば ベストな力が発揮できると思います
例えば ネットが多い選手について 今 ネットしない方法は ネットすれすれの打球を控える
ことですが 将来的に改善したいフォームは下から上のスィングにするとか ハイシュートを
使えるようにするとか 練習課題はいろいろあるわけです
このように とりあえずと 根本的な改善との 2つの視点でとらえるのです
二つ目の練習は 自分の課題を突き詰めて練習することが必要です
練習とは できないことを訓練によってできるようにすることです
■001■大会マニュアル@ 試合の手順
@ 余裕をもって会場に入り 到着受付をする 試合の流れを確認する
A 荷物の置き場所を決める 夏は風通しの良い日陰 冬は風のない
日当付近
B 第一試合に臨む気持ちを集中させる 体をほぐす ラケットの重みを
体感する
C コート開放は遠慮せず ボレー・ショートラリー・サービス・交代で
ラリーを行う 速やかに行動し 時間と場所を無駄にしない
D シングルス・ダブルス・団体チーム単位で行動する 他と交流しない
E 行動は小走りで速やかに行う トイレに行っておく
F 知人・保護者・大会関係者には「こんにちわ」「おはようございます」とか
自分が言われたら気分が良くなるあいさつをする 長話はしない
G 降雨試合中断は 再開まで 静かな場所で 体をほぐし
集中力を切らさない
H 試合が近づいたら監督・コーチのところに行き
試合を告げ 連絡・アドバイスを受ける
I コートに入ったら審判と対戦相手に一礼しトス・ラリーに入る
荷物・水筒の置き場所
J 終了後 審判・相手にあいさつ【握手】を行い 観客席に向かって
一礼し 速やかにコートから退出する 帽子・サンバイザーは取る
K ジャッジペーパーは速やかに本部に届ける 寄り道しない
L 審判をする場合は 速やかにコートに戻る 次の選手を待たせない
M 監督・コーチのところに行き アドバイスを求める
N 自分の試合が終了したら本部確認をして 一礼・あいさつして終了する
■錦織がチャンコーチに会場にどれくらい前に入るかときかれ 1時間前と答えました
チャンコーチは2時間前に入って 準備しなさいと言いました
錦織の考えが変わることで結果がついてくるようになりました
■荷物の置き場所は季節・気候によって異なります
チームならきちんと並べて邪魔にならないように置きましょう ジッパーを開けっ放しにしない
貴重品はコートに持ち歩くなど 何かの時に困ることがないように
カラスが狙っているので 注意しましょう
■ランニング・ストレッチ・体操など場所を見つけて体をほぐします
ラケットをもって素振りができればなお良いです
肩甲骨が思うように動かなければサービス・スマッシュがぎこちなくなります
ソフトテニス競技は 全身の体を試合前にほぐしておくことが必要です
体のほぐしが準備不足だと 打球は思うように打てません
これでもかと思うほど 準備運動は行います
■コート開放でコートに入ることを躊躇【ちゅうちょ】する選手がいますが、本部指示がなければ
工夫して積極的にコートに入ります
団体チームまとまって練習できなければ ペアごとに場所がバラバラになったり
コート間で ショートクロスなど ラリーする場合もあります
コート間のクロスショートラリーやアウトコートでボレーボレー・交代でコースで打つとか
知り合いがいたらお願いしてコースを譲ってもらうとか・交代で入れさせてもらう場合もあります
コート開放では他の選手が声をかけて譲ってくれることは まずないので
自分から進んで入っていくことです
■個人戦は選手として自分のことに集中しましょう 団体は一員として自分の役割を果たすことです
自分の試合チームの試合が終わってしまったら 他を応援することは構いませんが
選手として勝ち上がっているうちは 自分の試合だけに集中しましょう
■あいさつは声の大きさを考えて 相手より先に行いましょう 立ち止まって 正面を向いて
正しい姿勢で行います 年齢や身分により あいさつの仕方は異なりますが
相手が気持ちよく感じるあいさつが基本です
■試合中の雨天中断は 全国大会ではよくあります 大事な1試合のために 体をほぐし
集中力を維持することが勝利に結びつくので 待機も試合の一部だと思いましょう
■試合前後に監督・コーチのアドバイスを受けることは 試合の指針となるので大変重要です
試合に入ってしまったらチェンジサイズ以外はアドバイスができません
特に団体はチームと監督で 戦うことが大事で 選手だけでは雰囲気を維持できません
■夏場の試合では給水のための特別ルールを採用する大会が増えてきました
競技場のルールを事前に確認して不利にならないようにしよう
■一礼は基本的に帽子・サンバイザーをとって行いますが 試合の入り方に支障があれば
そのままでも かまいません ただし 終了したら帽子・サンバイザーを取って
ネット際で審判・相手選手に一礼【握手】ベースラインセンターマーク付近で観客席を向いて
一礼し感謝の意を表します
■試合が終了しても 黙って帰らず 本部確認は必ず行います 雨天途中からの連絡
表彰連絡・選手権の連絡など必要事項は漏らさず聞きとるようにします。
■002■大会マニュアルA 持ち物
決めておけば不足なし
@ コートの持ち物 ラケット2本・水筒・タオル・メモ帳・貴重品
A 身に着けるもの テニスウェア【冬季・ヒートテック】ゼッケン・ソックス
テニスシューズ・帽子
B 公開練習で身に着けるもの Tシャツ・短パン 試合で着がえる
C 移動中 試合着は着ない ゼッケンはしない 上着着用など
D 容姿 向原JST選手は 髪は短くすることにしています
■ラケットのガットが切れてもタイムはとれません 近くで用意できない場合は2本持ち込みます
■メモ帳に相手の戦略とか自分に聞かせる言葉を書いてコートに持ち込むことは許されています
ワールドテニスの女王ウィリアムス姉妹だってやってます それで勝てるかもしれません
■貴重品を遠くに置いたままでは 試合に集中できません
許されるようなら 小さなバックにメモ帳・筆記用具と一緒にコートに持ち込みましょう
■水分補給は夏場と冬場は量が違います 審判台の下に置くなど ルールを確認しましょう
コートに入る時は必要な量を入れる水筒・ペットボトルなどを別に用意します
■冬や寒い降雨の時はヒートテックを着て体を冷やさないようにしましょう 中で調節します
■2日間にわたる試合ではユニフォームごとにゼッケンは縫い付けましょう
■ソックスはくるぶしが隠れるものにしましょう
■ウェアーは中体連はシャツを入れます それ以外ではシャツは入れても入れなくても
ルール上は構いませんが 中に入れるダイプのウェアーは入れたほうが美しく見えます
レディースで丈が短いタイプもありますが おヘソが見えたりするのを撮影されていますから
ヒートテックなど下に着た方がよいです
中体連の試合ではヒートテックは外から見えないことに
なっています 事前にルールを確認しましょう
■公開練習の後 着替えて試合をしましょう 帰宅は着替えてTシャツなど汗の臭いが残らないように
しましょう 特に電車の中ではゼッケンをしたままのユニフォームは異臭を発して背中に名前も
あるので×です 大会会場の シャワー・更衣室 を利用しましょう
■中体連のゼッケンが2段から3段に変わりました 日本ソフトテニス連盟関係は もともと3段でした
1段目 東京 2段目 姓名 3段目 光が丘二中 となります 中体連は安全ピンは不可で
縫い付けかホックになります 小学生大会は特に指定なしです
事前に 縫い付けておくと まちがいありません
■003■大会マニュアルB あいさつのしかた
相手の気持を考えて
■あいさつは 止まって 礼儀正しく行います 走りながら、歩きながら ではいけません。
■遠くからのあいさつは大きな声で元気よく、近くの場合は 普通の声で発声します。
■帽子をかぶったままのあいさつは 原則的にはいけません。
■声をかける相手によって 言い方は異なりますが
相手が気持ちよく受け取れるあいさつがベストです
■004■ 基本練習の意識
■基本練習で注意することは 不器用な部位の動作を意識して 反復練習することです
指先は大変器用です ミリ単位の文字も書けるほど繊細で器用です。
一方、腕、胴体、脚、足などは手に比べて不器用です
特に複雑に絡み合うような胴体の筋肉や腿の太い筋肉などは 本当に不器用で
瞬時に対応するためには 強く意識した反復練習が必要です
つまり 基本練習は 足⇒脚⇒胴体⇒腕⇒手⇒ラケット に至る⇒の流れが瞬時に行えるように
反復練習で訓練することです。
例えば ボレーは 腕⇒手⇒ラケット で容易にできますが これは 基本練習ではありません
足⇒脚⇒胴体⇒腕⇒手⇒ラケットの順が動きの基本です
このようなパフォーマンスは 基本待球姿勢 が最も重要です
パフォーマンスを円滑に引き出す姿勢が 基本待球姿勢なのです
基本練習をやっていて 何人の人が意識して練習しているでしょうか?
この考え方は ソフトテニスの技術に限らず なんにでも使える普遍的な考え方です。
基本練習では 意識して取り組みましょう
■005■ 本質的な取り組み方
練習の本質を受け入れる 容器を準備する
本質的な取り組みで 毎日が新鮮でありたい
習慣化したロボットであっては絶対いけない
この違いは 選手の上達に大きく左右すると思います
そもそも、独学で日本一になれるなら 学校など必要ない
学校や指導者の存在理由は 選手が独学ではできない何かがあるからです
辞書は 使われることで 力を発揮することを 忘れてはなりません
練習をやるときは 独学なら 自分だけで打ち方を工夫することの繰り返しですが
指導者がいるなら 指導者の目からみた選手の改善点も知ることができます
向原JSTの選手の多くは 試合中の私のアドバイスを背中で聞くことが多いです
アドバイスをしている最中に プレーを始めようとする失礼な選手も中にはいます
改善点を聞きたいか 聞きたくないかは 選手の気持ちですから
全てが自分だと あえて指導者のアドバイスは聞かないようにしている選手であるかもしれない。
選手の客観的なアドバイスの欲求は 礼儀を尽くし襟を正して
指導者に意見を求めることなのです
そういうことは習慣としておくことが まずは大切なことだと思いますが
習慣は本質を忘れさせますから 注意が必要です
本質的な考え方を忘れて 習慣化して形式だけでやっていることを ロボット化と言っています
全国トップレベルの文大杉並高校の選手でも 全員が試合後スコア持参で監督・コーチの話を
求めるが いったい何人の選手が貴重なアドバイスを本気で理解しようとしているだろうか?
ともすると アドバイスを聴き流してしまうことがあるということです
一例で わかりやすく言うと・・・
向原JSTで まよ と みゆ がシングルスラリーを行った後 2人ともどこかに行ってしまった
指導者の池村は まよ・みゆ を呼んで 「なぜ 来ないんだ・・・」とお説教はしない。
自分たちのラリーを指導者に見てもらい 客観的に改善点を選手が知りたければ 聞きに来る
試合内容から自分の負けの要素を見つけようとする探求心がなければ 聞きに来ないし
勝負の結果のみにこだわるなら アドバイスを もらうことなど考えが及ばないだろう。
自分の負けの要素の原因をつきとめ 改善していくことが 練習である
そのために 何をすればよいか 考える
これが 文杉高校の選抜練習に連れていくと ラリー練習の後
スコアーを持って野口監督や武元先生の所にいくだろう。
まよ や みゆ は池村のアドバイスは必要なくて野口監督や
武元先生のアドバイスがほしくて そういう行動をしているわけではない。
そうしなければならないものと思って単純にそうしているに過ぎないのだ。
そういうことがロボット化なのだ。
ロボットは何も考えない 理解しようとして悩まない競技選手は育たない
天下の文杉高校の多くの選手でも みゆ・まよ と同じ事が言える
多くの選手が 自分が競技選手であるという強い自覚と
本質的なとらえ方にたどり着いていないように見える
全員が全国のチャンピオンを目指しているなら
集団の中で安住することへの恐れは常に持っていなくてはならない
レギュラー選手に隠れて 心に線を引いている選手の内心はどんなだろう
高い志で向上心を持つことが大切である
■006■ 本質的な取り組み方 A
これでいいと思えば その先はない
練習に慣れて来たら 慣れた自分を 疑ってみる
なんでこの練習をやっているか 問い直してみる
すると 本質が見えてくる
その繰り返しで 効果的な基本練習ができる
■007■ 基本練習の取り組み方
基本動作は選手の根幹
@足裏で体重を感じること 指先・踵・全体・無重力・最荷重
A足⇒
脚⇒
腰・胴体・体幹・肩⇒
腕・肘・手首⇒
手⇒グリップ〜ラケットヘッド
順番に伝わっていくように・動作が流れるように意識する
その結果 柔らかいフォームになる
上手な選手は みんな柔らかい そして鋭い
【注意】流れの順番を間違えるとフォームは崩れる
■実際のソフトテニスの試合では お互いにフォームを崩しあうのだから
いつも流れるように打球できるとは限らないが、
瞬間的な打球でも できる限り基本練習で培った流れのフォームで打つことが望ましい
崩れた体勢から反射的に打球する場合は頭から腕ラケットに直接伝わっているようにみえるが
基本練習で鍛えられた体は全体が反応しているものである
■008■ ラリー練習の心得 @
先生の試合アドバイスは宝物
学校の授業は 先生から習って理解していくものです
ソフトテニスの練習はどうでしょうか?
シングルスの試合練習をやっているのは 正に先生からアドバイスをもらうためです
選手は自分のやっていることについて 自分なりに理解しますが
試合全体から見えてくる 自分の改善点は よくわかりません
それを 客観的にとらえてアドバイスをするのが先生の役割です
具体的に言うと 先生はラリーで 繰り返し起こる共通のミスの原因について 探り出し
それを 個々の選手に言葉で伝えるのです
選手は先生のアドバイスと自分の体験から 一歩先に進むのですが
並みの選手は自分でいっぱいになり 先生の話に耳を傾けることは少ないです
ロボット化している多くの選手は 聞いているふりをして 聞き流します
並みの選手は ほとんどそうです 心に入れ物が準備されていない
そういう場面で 自分の事として理解していない自分に気が付いていないのです
■素晴らしい選手は アドバイスを聴くだけでなく、それを理解し改善します
並みの ほとんどの選手は そのことが解っていなくて
最初から終わりまで自分だけで完結します
聞く耳などもちません どうしてうまくいかないんだろうとイライラして自分を責めます
要するに 選手として賢くないのです
外からのアドバイスを練習に活かそうとする気持ちなどまるで感じられません
それで練習した気持ちになっているから
いつまでたっても 勝てる選手にならないのです
上達を止めているのは 練習に対する自分の姿勢です
練習している割に 強くならないでイライラするのは そのためです
そして
繰り返し繰り返し 同じミスで 負けることの繰り返し
■009■ ラリー練習の心得 A
試合練習では 相手を練習台にする
ラリー練習とゲーム練習では 目的が違います
区別することが大事です
@ラリー練習では
⇒ 目的に従ってお互いにラリーがつながるように打球する
A試合練習では
⇒ 相手が嫌がるコース・球種で
相手にボールをつながせないように打球する
このように 同じラリーで意図が全く違います
そのことを理解してプレーする必要があります
ロボット化した選手は 試合においても @とコース・球種が同じです
かなりいます こういう選手
■相手の得意なストロークに対し それ以上のストロークで押すことで
相手に絶望感を与えて勝つ
例えば 相手がフォアシュートに絶対の自信があれば
あえてそのコースで打ち合うことで
実力の差を見せつけるのです
相手は自分の得意を潰されたら敗北感を味わうだけです 完敗
そういう相手には 自分からミスを積み重ねなければ
何をやっても勝てるのです
格下の相手には いい加減な体の使い方をしがちです 余裕があるのですから
基本動作などを確認しながら ノーミスの意識で試合ましょう
■練習試合では 相手の得意なコース・好きな球種であえて戦い
勝とうとすることで自分の練習にする場合があります
相手をやりやすくさせて あえて自分を苦しめるのです
それで勝てれば相手より絶対に強いのです
どうやったら自分の練習になるか工夫します
■いつもは雁行陣でやっていても 並行陣を意識して
あえて自分たちの練習にして勝とうとすることもあります
レシーブはカットから入るとか サイドパスを多用するとか
ゆるいボールを多く使うとか ツイストを混ぜるとか
アタックを多用するとか 振り回すとか ボールを散らすとか
ゲーム単位に創意工夫する 相手によって
ねらいをもってそれで勝つようにします
つねに 自分たちの練習になるように 相手が練習台であるように
ゲームの流れを支配するように
試合練習を行います
相手前衛がアタック止めが上手なら
アタック中心の試合展開を2ゲームは行うとか・・・
■ねらいをもって試合練習をするのですが
肝心なことは いい加減になったり
負けてもいいやと思って試合に入っては
絶対に いけません
試合はルール上 どんな技を使ってでも 勝たなければなりません
■010■ 本番の試合では
試合は双方の試し合い・本番です
公式戦は 練習ではありません 本番です
ネットをはさんで 相手がいる競技ですが
実力がフルに発揮できるようにしましょう
■ 相手が格上・同程度・格下により戦略決定・修正
■ 試合の入り方 ラリーで味方ペアの調子を上げる・流れをつかむ
格上との対戦ではラリーが続いたら不利になる場合は以外性・速攻という手もある
■ 相手に対応し 自分たちの流れで試合を進める
■ 基本的には 相手の得意を出させない 自分たちの得意な戦法で戦う
■ 勝ちを目的にしているので 相手に対して 厳しい戦法で戦う
■ 相手の策略に乗じないで 守り時 攻め時を 意識する
■ 相手が違えば 戦法も違ってくる
■ ルール上では どんな技もつかってよいが フェアプレーで行う
■ 競り負けない
■ ゲームセットまで 勝ちではない
■ 後手ネットしないアウトしない・先手ミスを誘う・返球しにくくさせる
■011■霧雨低温の大会準備 中体連公式戦以外
@ヒートテック上下を着る
Aポロシャツの中にTシャツなどを着る
Bホカロンなど温めるものを準備する
C雨に濡れないための大きなビニール袋準備する
D暖かい飲み物をできれば準備する
Eトレーナー・ウィンドウォーマーなど準備する 基本的に試合はポロシャツで行う
■012■アンダー14ステップ4選手必携
アンダー選手になるためには 2つの方法があります
1つ目は 結果を出して アンダー選手を勝ち取ることです 夏の公式戦で入賞しチャンスを得るか
夏の公式戦・JOC・ジャパンカップのシングルス・ダブルスで優勝することです
2つ目は 本部推薦です 総合的に優れていることは重要な要素ですが 推薦する側の考えは
それぞれ異なるので 全くあてにはなりません
優勝という 結果が全てと考えた方がよいでしょう
選抜選手の合同合宿のルールとマナーです
当たり前の内容ですが 知っていると役に立ちます
ジュニアジャパンカップについて
11月25日【金】プログラム@の最後に抽選を実施し、ペアを決める。
11月26日【土】にペアの発表を行う。
夜間講義 「コンディショニングとドーピング」 「アジア選手権を終えて」
夜間 カテゴリー別ミーティング
@ 心構えについて
○ 10分前行動を心がけ、常に迅速【じんそく】に行動すること。 時間厳守
○ 選手は代表・推薦選手として恥ずかしくない行動をとること。 プライド
○ 周囲の人に気を配り、荷物などで迷惑をかけないように配慮すること 気配り
○ 公共の場において、むやみやたらと座り込まないこと。 マナー
A 言葉遣い
○ 言葉遣いに注意し、周りの人に不快感を与えないようにすること。 言葉遣い
○ 大きな声での挨拶を励行すること。 あいさつ
B 服装
○ 日本代表を目指す選手として、ふさわしい服装を着用すること。 容姿
○ スリッパでの移動は禁止する。
C 清掃
○ホテル室内、テニスコートでは清掃に励み、整備された環境の中で合宿を行うこと。 環境整備
後衛の攻めの2本線シュートの場合
後衛がクロス2本線内に打球したら 前衛はサイドに寄るべきか? 後衛の打球力を比べてみて
しっかり攻めのシュートをクロス2本線内に打球しているなら 前衛はサイドを閉じない方がよい
相手のあまくなった打球は 後衛の方向に飛ぶことが多くなるからだ
相手がコントロールできない打球なのだから 前衛の近くに来るのは自明の理
ミスをしない打球とスピード
グランドストロークが安定してきたら 条件の良い日に 1000本ラリーを行ってみる
どんなボールを どんな高さで どこに打ち合うと 1000本ラリーが達成できるだろうか
お互いにミスが少ないラリーだから 1000本つながるのだ
最小のミスでラリーができる選手の打球スピードは それぞれ決まっている
その打球スピードでお互いがラリーをした場合 お互いの守備範囲内ではミスが最小限にとどまるはず
ハーフコート ラリーにおいて
例えば 河原め と 比留間あ や 松原る と 松原あ がラリーをした場合
お互い 最小ミスの打球スピードでラリーをして 相手の打球スピードには慣れているから
ミスは少なく 1ポイントのラリー続くことになる
その場面で あえてアプローチして リズムを崩そうとして 変化させると
ポイントショットに至る過程が未完成な時点では
ポイントもあるが それ以上に ミスが増えてしまう
小中学生で1000本ラリーができるレベルでは 大半は攻撃力より守備力が勝る場合が多いと思う
姉妹やペアでは たとえ試合練習であっても 今の試合で負けたくないという思いが他より強いから
あえて冒険することが少なく 相手を崩す実験を怠ってしまう場合が多くみられる
ラリー練習で 攻撃力をつける
公式試合では勝たなければならないが 試合練習は「負けの原因」が明らかになれば
目的は達成される だから結果的に 負けを恐れてはいけない
試合練習では「負けは勝利への第一歩」である
ラリー練習では 勇気をもって 積極的に しかけていこう
ラリー練習は 攻めの引き出しをつくる実験場である
攻めのパターンは アプローチからポイントショットに至るまでの 打球技術力が伴うが
反復練習による慣れと工夫が大切であって それは 試合の実戦練習で培われる
「攻撃力は構成」であるから 繰り返しの実験を通して ミスの原因を排除していく
実験過程では失敗はつきもので ミスが増えて 勝ちにくくなるのは当然である
ところが 試合練習でも ミスが蓄積されると 選手は感情的になって イライラしたり
ため息をついたり 弱音をはいたりする。 そういう態度の選手は多い
コーチの話や 客観的なとらえ方の話を 聴こうとしない・受け入れない 傾向がある
ラリー練習は ミスをしたら ミスの原因を明らかにして 今後に活かすことが目的である
攻撃パターンでミスがでたら このミスはどうして起きたのかなと考えなければならない
賢い選手は 原因を明らかにして 今後そのアプローチが有効かどうか判断するだろう
また アプローチの練習なのだから 繰り返しの練習によってミスを減らすことも考えるだろう
繰り返しの練習で アプローチの攻撃パターンに慣れることが大切です
「 試合練習で負けて試合本番で勝つ」ことが練習の目的である。
確かにラリーをつなぐことは 攻守の第一歩であるけれど
勇気を出して もう一歩踏み出してみよう
ラリー練習では崩す工夫、ポイントを取りにいく工夫は大切である
本番ではないから 負けても構わないので 崩す工夫、ポイントを取りにいく工夫 を
積極的に行うことで 練習の中で 相手の崩し方を学習する。
守りやすく 攻めやすい 環境づくり
ラリー練習の共通の目標 その@ は
@ 速い打球をミスなくコースに連続して打てるようにすること 平均打球速度が速いということである
それぞれの守備能力・打球技術力を同じと考えると 【 実際にはありえないが 】
守備範囲は 打球スピードが速い方は広く 打球スビードが遅い方が狭くなる
つまり 打球スピードが速い方が 相手のオープンスペースを拡げることができるということだ
オープンスペースが拡がれば その分 アウトしないコース取りは容易となる
これが 守りやすく 攻めやすい 環境をつくる
よって アプローチからポイントショットが容易となる。
守りやすい 環境づくり
ラリー練習の共通の目標 そのAは
A 深い打球をミスなくコースに連続で打てるようにすること 平均打球が深いということである
深い打球からの アプローチからポイントショットは難しく リスクを伴う。
無理攻めをすると ネットしたり 守備範囲が拡がった前衛に攻められる
深い打球は 守備を容易にさせます
打球の浅い深いにより オープンスペースは変化する
浅めの打球を打ってしまうと 時間的に守備範囲は狭くなるだけでなく 相手打球の角度は拡がり
オープンスペースの拡大により ポイントショットにつながりやすくなります
相手の打球が浅いときは 攻め時なので 積極的にアプローチからポイントショットに入りましょう
攻撃力と守備力
攻撃力は「攻めパターンの構成」で自分が作り上げ表現するものです
守備力は アプローチの予想・反応で そのために準備・観察をします
つまり 攻撃力は構成力・打球技術です が 守備力は 予想・準備・反応となります
ラリーが浅くなったり 打ちごろの打球からは アプローチに転じましょう
相手の打球が攻めにくければ 無理攻めをせず 深い打球をミスなく打ちましょう
特に 守備力強化は攻めのチャンスを生みだすもとになるので 相手の攻めが厳しいときは
リセットロブなど 深い打球で守る練習を ラリー練習でできるようにすることが大切です
チェンジオブペース
ミスなく打球するための アプローチ・打球技術 と 守備力 は 足裏のリズムがポイントです
アプローチショットからポイントショットへの過程で 打球ミスをする場合があります
相手の守備打球が 浮き球になるとき 焦ってポイントショットをミスする場面が多いのです
スマッシュ・ボレー・グランドストロークなど 飛来する打球に応じて早めに判断することが大切です
早めの準備姿勢は 打球判断を容易にしてくれます
変化する打球リズムへの対応は ラリー練習で意識する必要があります
シュート ロブ スマッシュ ボレー の技術は 基本練習で培われるが
ラリー変化の対応は ラリー練習の準備姿勢・足裏のリズムで 調整します
@ シュートに対するシュート・ロブ・ボレー
A ロブに対するロブ・シュート・スマッシュ・ハイボレー
B ボレーに対するシュート・ロブ・ボレー・スマッシュ・フォロー
C スマッシュに対するシュート・ロブ・ボレー・フォロー
D リズムへの足裏の反応と準備姿勢
ゲーム練習の意味
練習マッチとなると 勝ち負けだけにこだわって 練習の意味を忘れる選手は多い
ため息をついたり 弱音を吐いたり 言い訳を繰り返したり 態度にすぐにあらわれる
確かに 試合の闘争心は大事であるが 練習マッチでは 試合内容は勝敗より優先されるべきである
勝ってうれしい 負けて悔しい という感情だけで 試合内容で どこが良くて どこが悪かったか
見直すことがなかったら 次につながらない
練習は本番のためのものであるから 負ける失敗は許されるべき
自分が考えた試合展開や 技術が活かせたかなど 工夫と考察が大事だ
考察は 自分の試合体験による主観的なものと 試合相手やコーチなどから見た客観的なものがある
練習マッチで 試合内容について 私が選手に話すことは
私から見た選手の良いところ悪いところであるから
試合で感情的にならず 冷静に聴く耳を持ってほしい
そういう 一試合一試合が大切であって
練習マッチの繰り返しは 成長する選手と 成長しない選手の違いとなる
練習マッチでは 闘争心を心の内に収め 冷静な態度で 聴く耳を持ってほしい
ソフトテニス・ダブルスは 守り7割 攻め3割 その理由
試合に勝つ第一要素は 自分からミスしないということ。 先にネット・アウト しないということです。
ソフトテニスは ネットをはさんで 相手と打ち合う競技で どちらが先にネット・アウトするかを試しあう。
松原るい 対 松原あおい や 河原めぐか 対 比留間ほのか のハーフコートの試合は 長くラリーが
続き 2対戦進行ならなら待ちくたびれるくらいです。 これは お互いにミスを警戒して
打球をつなげあうから 自然とそうなってしまうのです。
先にミスしないことは 大会で優勝する最も重要なラリーの要素ですが 攻める場面でも互いに
ただつないでいるとすれば 練習としては悪くはないですが良いとも言えません。
その理由は 厳しいラリーをしてくる相手に対して 守り切れなくなるからです。
やはり 練習時 攻めるべき時は 速い打球を積極的に使えるようにすべきです。
そのうえで ドロップショットやポイントショットで 活かします。
優勝回数の多い 比留間ほのか や 河原めぐか が 6年生とラリーをする場面で
それはよくわかります。 速いリズムのラリー練習で 自分の守備力をもっと高めることが必要です。
先にミスしないことは 大会で優勝する最も重要なラリーの要素です。 相手に対し、単にネット・アウト
しない打球を打っているわけではなく 相手が攻めにくい 【深さのある】 打球を混ぜて打っているのです
ソフトテニスは 【打球の速さ】 だけではなく 【打球の深さ】が大事ということです。
【速さと深さの打球技術】 を習得するように意識することです。
【速い打球】のラリーは 前衛も後衛も お互いにテリトリーゾーンが狭くなりオープンコースは拡がります
また、
【速い打球】は相手の打球する時間を削り 相手を打てなくさせる打球技術ですが、ラリーになれば
同時に 自分の時間も削ることになり 守りにくくなります。 ですから 【速い打球】を打つことは 同時に
自分の守りを難しくすることを知っておかなければなりません それを解決する方法は
【速い打球】をどこに打つかということです。 相手の打ち返しやすいコースに打っていませんか?
素晴らしい サービス、シュートボールやボレーを打っても
カウンターショットでポイントを失うことはありませんか?
【速い打球】はラリーには最も多いショットですが オープンコースに打つことが鉄則です
オープンコースに厳しいあまり アウトを連発しないように意識する
オンラインばかりを攻めていては 素晴らしい打球の選手でも ミスを連発する
ラリーの状況に応じて コースのあまさかげんを 調節することが肝要です。
オープンコースへのシュート・逆モーションコースへの打球は 相手を打球テリトリーから外すので
打球は浮き球やミスになりやすく その結果 ポイントショットの時間を生み出してくれます。
【打球の速さ】 × 【オープンコース】 = 【ポイントショット】 これは 攻撃側の公式 です
一方、
【打球の深さ】を意識したシュート・ハイシュート・ロビングは 相手をコートの外に追い出します。
とくに 高さのあるドライブ・ロビングは エンタイトル・2ベースで有効です。
【打球の深さ】は 相手が打球する時間を生み出すだけでなく 自分が守る時間も生み出します。
つまり 相手に対する打球予測 待球姿勢と位置の準備ができて かたい守りとなるのです。
特に 時間が削られてバタバタした場面の深いリセットロブは 攻めのきっかけにもなり有効です。
ところで 相手に時間を充分に与えると 相手はどのように打ってくるでしょうか?
ダブルスの場合は 前衛と後衛の位置取りはよく見えます どのような打球をどこに打つかを判断させる
ことは 時間的余裕がありすぎると 誤った判断を引き出すことにもつながります。
【打球の深さ】 = 【守備側のテリトリーゾーンを拡大】 これは 守備側の公式です
これは 攻める側に攻めを難しくさせる方法で重要です
守備側の時間的余裕は 観察姿勢・待球準備 に専念できるので攻めに転じやすいのです
打球者は相手前衛をけん制しながら ボールを見て打球する分だけリスクを背負っていて
守りに転じにくく 不利な場合が多いです。 そういう意味で 守り7割 攻め3割 なのです。
心理的には 攻撃側は優位に立っていると思いやすく 相手の守備がしっかりしていれば
厳しいコース や 速い打球 を 打ちたくなり ミスを増やしてしまいます。
優位なのは 守備側で 守備力が勝っていれば いつでも攻めは出せるのです
これを 後の先 といいます 先にしかけさせておいて 後でそのすきを攻めます
【深い打球】に対し【速い打球】でラリーをしかけると ネットしやすくなります。
特にグランドストロークでは テリトリーゾーンが拡がった相手前衛にボレー・スマッシュ
されやすくなるので 積極的に時間を削って仕掛ける場合もあります
アプローチを意識した 【攻撃型並行陣形】です
これは アプローチして ボレー・スマッシュを使うことで 時間を削り ポイントショットすることですが、
オープンコースに決まらない場合は テリトリーゾーンの外で打たされ 相手のポイントショットになりやすい
テリトリーゾーンを拡げること アプローチショットの工夫が必要です
1本目がポイントショットショットになれば それが一番良いのだが
実際には それがないからラリーになる
だから 守備力のある相手に対して 先の先 だけでゲームセットまで持っていける勝率は低い。
雁行陣形では 後衛は【深い打球】でラリーすれば 自分の守備力は上がり 前衛はテリトリーゾーンを
拡げて ボレー・スマッシュ などのポイントショットが決めやすくなります。 また 後衛サイドの2本線
シュートを使って 浮き球を打たせ 自らのセンター・サイドのアプローチショット や 前衛の 対角線
ボレー・スマッシュが期待できます。 速い打球で相手前衛のテリトリーゾーンを狭めるためには
対角線2本線の速い打球は絶対に必要です また、 自分からポイントする場面だけではなくて
ハイシュート・ロビングを使って【深い打球】のラリーをすることで相手に 【攻めのチャンスをプレゼント】
する場面も必要です。 守備力の高さで 相手のミスを引き出します。
ソフトテニス・ダブルスでは 攻めることばかり意識していては トーナメントで勝ち抜けません。
守備力の高い相手を 打ち崩すことができないからです 守備 7割 攻撃 3割 くらいが
ちょうどよいのです。 守備力が高ければ高いだけ 相手のミスは増えて 自分たちのポイントショット
の場面が多くなることも知ってください。 特に前衛の攻撃力が高ければ 圧倒的です。
クロスシュート と 逆クロスシュート
ダブルスの試合をやっていると 守備型並行陣形から始まる場面は多くあるので とりあえずセンターに
打っておくラリーを多用しがちです たしかに これは有効なコースですが 試合練習でこれをやっていたら
いずれ勝てなくなります
より高みを目指すなら 積極的にサイドラインシュートなど外に逃げる打球を試合で
使えるようにすることが大切です
外を攻めて内への打球が活き 内を攻めて外への打球が活きるように
しなければなりません
前後を攻める場合も同様です ベースラインをドライブで攻めることにより深さを保てば ショートが活きます
内⇔外 と 前⇔後 を併せ持ったストロークが 対角線シュートなのです
対角線は より深く 外に追い出すストロークなので ショートクロス ミドルシュートが活きるのです
そういう意味で
対角線シュートは 全国大会を獲るための 幹となるもので
全国大会で入賞する多くの選手は クロス・逆クロスの対角線シュートを持っています
そのためには 全国大会の優勝を目指す選手は
スタンスとインパクトと体重移動 をしっかり理解する必要があります
スタンスとインパクト
@ フォア側に移動して 打球するときは クローズ・スタンスになりやすく
回り込んでフォアで打つ場合は オープン・スタンスになりやすい
A クローズ・スタンスでは インパクトは前になり オープン・スタンスでは 後ろになる
B オープン・スタンスで インパクトが後ろであれば クロスに引っ張る打球は難しく
クローズ・スタンスで インパクトが前であれば 逆クロスに流す打球は難しくなります
C コート外からの打球は 後足⇒前足に体重を移動して打つ並行スタンスが基本で 【線】で打つ感じ
コート内からのアプローチショットは オープン・スタンスで 【点】で打つ感じが望ましいです
コート外からは スーパーマン コート中からは アンパンマン です
D グリップでは 厚いウェスタングリップでは逆クロスの高い打点のフォアは打ちやすく
クロスの低い打点は打ちにくいです また セミ・イースタンぎみのグリップでは クロスに
引っ張りやすく 逆クロスの高い打点は 打ちにくくなります
E グリップの持ち方で 人差し指と中指の間を開けると スィングでラケットヘッドが早くまわり
わしづかみのような ハンマーグリップでは ラケットヘッドが遅れて出ます
つまり 並行スタンスの線で打つやり方で セミイースタン気味の標準グリップでで
人差し指と中指を開けたグリップでは クロスに引っ張りの打球が打ちやすく
ハンマーグリップでは逆クロスの打球は打ち安いのです
F 打点を後ろに持ってくる習慣がつくと 好んで大きいオープンスタンスで打球してしまうので
グリップが厚すぎる ウェスタンになっていく場合があります
試合はフリーグリップで その特徴を活かしたラリーや展開ができれば それでもよいのかもしれませんが
しっかりした打球を打つためには しっかりした自分のフォームで打つことが必要で
グリップが変化していくと 打球フォームも変わり 好ましくありません
E クロス・逆クロスの対角線シュートをしっかり打つためには 標準なウェスタングリップで
できるだけ並行スタンスで打球するように フットワークを調整して練習することが必要です
また 野球の投球のように 後ろ足から前足に体重を移動して 線で打球するように 心がけましょう
ひざを柔らかく使い タメを意識した このような打ち方で クロス・逆クロスの対角線シュートは
きちんと打てます
シュートボール
シングルス
@ サイドラインを通る 低いシュートボールは オープンスペースを拡げ 攻撃的です
A ベースラインを通る 高い【深い】シュートボールは 相手が攻めにくく守りの打球です
B その両方を備えた打球は 対角線方向の 深いシュートボール です
C シングルスでは @ A B が絶対的に有利で サービスが正確であれば 実力がある
D シングルスでは これらのシュートボールで優位にラリーを展開すれば
ポイントショットが容易に使える
E つまり シングルスにおいて 対角線シュートは
樹に例えれば 【太い幹】 ドロップショット・ボレー・スマッシュ・APシュートは 【枝】
太い幹があるから 多方に伸びる枝は 強く美しい
ダブルス 雁行陣
@ シュートボールは 直線的で 相手前衛にボレーされやすく
相手前衛のモーションに邪魔される場合もあります。
後衛は相手前衛のゾーンの外側でラリーをすることになり 打球コースは狭くなります。
A ロビングは 相手前衛のゾーン外側を高く通過する打球で 時間を作って安全に味方陣形を立て直す
リセット・ロブ と
中ロビングともいうが 相手前衛のゾーンすれすれのハイシュート や 相手前衛の逆モーションを
ねらったハイシュートなどはフォローポイントも期待でき 有効です
B 後衛のテイクバックでタメをつくることは 相手前衛に打球の軌道を悟られにくくするだけでなく
前衛はモーションの逆をつかれるので 容易に動けなくなる
C つまり 相手前衛につかまらないようにしながら 相手後衛にミス・ショットを打たせるラリーを
工夫する シュート・ロブを混ぜたラリーとなる
D また あえて相手前衛のゾーンにシュートしてフォローを期待したり、 ダブルスで生じる隙間を
攻めたり 相手がカバーする逆を攻めたりして 自分からもポイントするように心がける
E 相手前衛がサービスする場面では 多くは守備型並行陣形の形であり その場合は 前衛に対する
シュート主体のラリーとなる。 ネットにつく時間を与えないためだ。 前衛が中衛ポジションになれば
オープンコースが拡がり 相手は攻めやすくなる
F 女子では少ないが 積極的に攻撃型並行陣形をとる相手に対しては 相手がネットから離れた
位置なのでシュートボールは有効ですが カウンターショットになりやすいので コース取りに
注意しカウンターに注意して 準備姿勢を早く取る必要があります
ショートクロス・ボレー・ミドルロビングなど 攻撃型並行陣形に対応したす早い展開が必要です
このように ダブルスでは より複雑な展開となるので シュートボールだけでは 対応しきれない
場合がありますが 対角線シュートがしっかり打てることは ラリーの展開を容易にするので
必要不可欠なストロークです
向原JSTの習得技術と試合展開 シングルス編
@伸びのあるシュートボールをオープンコースに打つことができる 先攻はバックコースに
Aサービス力の強化 相手が攻めにくいコースに打つことができる サイドとベースラインの打ち分け
B3球目攻撃をさせないカットサービスへのレシーブ対応力の強化 上からのサービスも同様
C前後左右に走るフットワーク カットストロークによる守備力の強化 リセットロブで建て直しなど
Dドライブテイクバックからの ショートクロス・ドロップショット
Eストレートアプローチからボレースマッシュ
Fオープンスタンスからのシュートと リカバリー
■サービス・レシーブの1本目で 攻めと守りが決まる 先の先をとる 先攻がすべて
■攻撃しやすく 守りにくい分 リカバリー 守りの要素を鍛えることで 競るチャンスが生まれる
■ シングルス・ラリーのCポイント
@オープンコース
A逆モーションコース
B相手のバックコース
C相手より1本粘る
■スタミナ切れは負けにつながります 硬式テニスと違い 1日に何試合も行うので
スタミナ保存は大切です 先攻して相手を走らせ 自分は省エネを心掛けることが大切です
走らされていてばかりでは 決勝まで持ちません
そのためには サービス・レシーブ が重要な要素となります
ギリギリ取れる打球はポイントチャンスにつながるので 簡単にあきらめてはいけませんが
明らかに取れない打球は 無理に追わないことです
試合の間の過ごし方も重要です 暖かい服装で軽くランニングをしたりして体をほぐします
連続してプレーしなければ イエローカードですが・・・
サービスサイドは 呼吸を整えゆっくりリリースしましょう。 急いでサービスを打つ必要はありません。
レシーブサイドも同様です 呼吸を整え自分の間をつくって待球姿勢に入りましょう
ずるいと思うかもしれませんがずるくないです ゆっくりした動作で 呼吸を整えリリースします
いつもの自分のペースより 少しゆっくりとした動作で 入ります
向原JSTの習得技術と試合展開 ダブルス編
@ 対角線コーナー深くのシュート・ハイシュート ⇒ 最も重要な攻撃的打球で 前後関係なく攻撃的
シングルス・ダブルスで効果的
A 角度のあるショートクロス ⇒ 相手をコートの外に追い出す攻撃的な打球ですが
深い打球の次・連続ショートで逆モーションなど前後の関係で効果的
打球が浅いので 相手が予測していれば不利になる
■ショートの使い方 @単発で使うときは意外性
.A深い打球の次に使う ⇒ オープンコース
.Bドライブショート⇒スライスドロップショット 逆モーション
.C連続ショートクロスの振り ⇒ 守備型並行陣に使用
■特徴 スライスショートは面が空を向くので相手にわかりやすくどんな場面でどのように使うか
工夫が必要です
ドライブショートはロングとテイクバックが似ているので 相手が見分けにくく効果的です
■シングルスでは対角線上のコースをロングとショートで打ち分けることができれば効果的です
B 対角線上の打球は 相手の守備範囲を拡げる【オープンコースを拡げる】のて゜最も有効です
特にダブルスでは前衛のボレー・スマッシュにつながれば角度が付くので決定打となります
C センターセオリー 守備型並行陣に対するミドルシュートは サイドアウトがなく安全です
また 相手並行陣の間をつくオープンコースとなり
どちらが打つか迷う場面があるので有効です
起承転結の起で使います 相手が慣れて来たら 外から入る展開も加えると
よいでしょう
雁行陣では前衛がセンター寄りに攻めのポジションが取れ有効ですが
後衛の打球が浅くなればその分 前衛のサイドが狙われやすくなります
後衛のミドルラリーからの前衛の外側への攻めは打球角度がつきにくくフォロー
されやすく決定打になりにくいです また 体育館・インドアでは
後退スマッシュはフォローされやすく 特に注意が必要です
前後衛のポジションの乱れを攻められる場合が多くあります
守備型並行陣て゜は 後の先をとる場合が多く ハイシュート・ロブの振り回し
やカットシュートで後衛の打球を浅くさせてアプローチの攻めに転じる場合が
多いです 前衛にあまいボレーをさせてサイドを攻める場合もあります
守備型並行陣はミドルラリーは想定内ですから 先手で安全ラリーとして
ミドルラリーから入ったとしても序盤・中盤・終盤までミドルラリーだけでは
相手はラリーに慣れてくるので 前衛の逆モーションを攻められるなどして
中盤から終盤にかけて しだいに雁行陣は不利になっていきます
守備型並行陣形は 後の先をとるので ゲーム単位で先を変えると展開も
変わります
■サービス側にドロップショットレシーブやショートクロスから入り
守備型平行陣であれば振りショートも効果的です 意外性です
守備型並行陣ではネットぎわがオープンスペースなので 時々先を取ると
効果的です サービス側にショートすることがポイントです 前進してショート
をフォローされても相方はコート外に位置する場合が多いので再度振ショートを
使います するとサービスをした方が下がるモーションを取るので再度振ショート
で逆モーションショットとなります もし2人が中衛になればセンターにロブを
あげます このような展開も時々使うと相手を苦しめることにつながります
たとえ そのことで 相手にポイントされることがあっても ミドルシュート展開
に慣れさせないためには効果的です ショート先手は2連続で行うと相手も
浅めのポジションで警戒するのでミドルシュート展開が活きることになります
■1人に的を絞り 対角線シュートで先攻する ⇒ ゲーム中盤〜終盤
相手1人に的を絞ってシュートラリーをすることは 相手前衛がいない分後衛は
自由に打てますが 相手後衛は前衛が邪魔になるので打球はあまくなります
味方前衛も相手1人に的が絞れるので有効です 前衛のショットは角度が
つき決定打となります 相方1人は前衛のフォローポイントを期待しているので
ポジションは浅めですから時々もう1人の外側にシュートすれば決定打となります
後衛が対角線に打ち切って 前衛がボレー・スマッシュで決める展開は
雁行陣形の勝ち方として 決定的といえます
D 攻撃型並行陣形 守備型並行陣形⇒攻撃型並行陣形【コート内の並行陣形】に移行します
移行はカットストローク・振ロブ・浅くなった打球のシュートアプローチなどを
多用し2人ともコート内でボレー・スマッシュを行うものです
ミドル攻めは想定内で相手正面へのシュートは有効ですが クロス逆クロス
ミドルシュートはボレーされやすいです ストレートボレーはあまくなります
ネットから離れていれば正面のアタックも効果的です
ハイシュートやロブを使って相手のボレー・スマッシュをあまくして攻める
場合もあります 展開が早いので待球姿勢を早めにとることです
展開が早く攻撃的な反面 ミスも多くなるので 相手のペースやリズムを崩す
ことを心がけます
■ネットを越えた正面の低い打点のボレーで打たせる
■ゾーンの外側コースにストレートシュートを集める センターは相手の想定内
■センターロブを使う 相手の打球があまくなり 次で決定打が打てる
女子の場合はコート内のボレー・スマッシュのテリトリーは小さいので
ストレートシュートでゾーンの外側を攻めると相手のミスが多くなります
また ハイシュートなどを使って深い打球で先をとると 相手はアプローチが
できず攻め手を失うものです 相手がコート内での並行陣形では 自分たちも
コート内でボレースマッシュ・ショートに対応します
E 相手が雁行陣形の場合
■後衛前の対角線の深いシュートで先を取ります そのうえでサイドラインシュート・ストレートハイシュート
センターシュートなどに展開していきますが シュートシュートの展開ではコースを簡単に変えると前衛に
つかまってしまうか サイドラインアウトになってしまうことがあるので 注意が必要です ラリーからチャンス
を作って正確に展開させるのが良いので 後衛どうしのラリー展開では相手正面か少しセンター方向に
緩急をつけたロビングやリセットロブもつかうことを進めます
ただし 浅い正面ロビングは相手の決定打となるので 深さが必要なので注意しましょう
ロビングというと前衛の頭越えを使いたがる選手がいますが 後衛前の深めのハイシュート・ロビング・
リセットロブは前衛に取られず、相手後衛も緩急により攻めにくく、自分は体勢を立て直す時間的余裕を
生みだし、味方前衛に攻め判断時間を生み出すことにもなるので 相手は容易にシュートボールを
打てなくなります もし 相手が強引にシュートを打った場合、味方前衛にボレーされることにつながります
これを 【チェンジ オブ ペース】 と言い タメのない相手後衛のコントロールを狂わせるには効果的です
シュート打ち気満々の相手後衛に緩急をつけた深い打球は相手のネットを誘って効果的です
相手が雁行陣形であれば 後衛のシュートは相手前衛のボレーのリスクにつねにさらされていて
序盤は良いとしても シュートだけでは 中盤〜終盤までに相手前衛につかまってしまいます
振ハイシュート・ロビングは ラリーのコースを変える場合に使います それだけではなく
相手の返球がセンター寄りであまくなれば 前衛のボレー・スマッシュのチャンスにつながります
■ クロスから振りストレートロブ ⇒ 相手がセンター寄りの逆クロスに返球 ⇒ 逆クロスシュート展開
となります
■または クロスから振りストレートロブ ⇒ 右ストレートラリー ⇒ 相手がセンターより逆クロス
⇒逆クロスシュート展開 となります
■前衛に多い形ですが 逆クロスから振りストレートロブ ⇒ センター寄り相手クロス ⇒クロス展開
この場面で 前衛が積極的にミドルのボレー・スマッシュにいくこともあります
これは セカンドレシーブから前衛の頭越えの振り展開として使う場合があります クロスからの振りロブ
レシーブ前衛頭越えは 相手後衛が横に走ってバックで打球するためにセンターを越えたら前衛が死角に
なり見えづらいので 前衛は落下地点に積極的に移動してクロスボレー・スマッシュをねらいに行けます
また 右ストレート展開から後衛にバックを打たせ留め置いて 前衛のクロスボレー・スマッシュ
後衛の振りクロスハイシュート ショートクロスなどの攻めが期待できます
また 逆クロスからの前衛の振りロブレシーブは 前衛が守りやすいポジションからクロスボレーが
期待できます 移動したセンターからは前衛が見えづらく積極的な攻撃が期待できます
■クロス展開・左ストレート展開では相手前衛がよく見えます 後衛は相手前衛の動きで
打球判断が遅れないようにしましょう また 前衛は2段モーションと単モーションを混ぜると
よいでしょう 特に 【チェンジ オブ ペース】では前衛は2段モーションを使ってみます
前衛が体を動かすことで 相手は一瞬ボールから目を離すので それだけでも効果的です
■相手打球者にとって前衛が見えにくいコースであれば 前衛は積極的に打球コースに入り
攻めますが 前衛がよく見えるコースでは 速く動くと逆をつかれるので2段モーションなどを
使うことで 前衛のテリトリーは広がります 取れない位置でも取れるように相手に思わせることが
大切です 前衛の動くタイミングが良ければ クロスの打球をサイドアウトさせることもできます
センターセオリー
■相手が雁行陣形であれば セカンドレシーブなどでセンターシュートを使うことは有効です
特に 前衛のセンターフォアシュートは インパクトがセンター寄りで通しやすく 前衛のゲーム
ポイント、マッチポイントなどで使えるようにすることです また 相手後衛がミドルから返球しても
角度のないあまい打球になるので 積極的にクロスボレー・スマッシュが期待できます
1人で1ポイント 前衛にはぜひ習得してもらいたい技術です
後衛が逆クロスから1スト・サービスをバックに打ち つなぎレシーブをセンターに通すと 相手後衛の
センターバックとなり 前衛のクロスボレーや後衛のクロスシュートなど 次の攻めが期待できます
後衛がセンターで打球すれば 左右どちらかをリカバーしなければならず 時間稼ぎのリセットロブ
を打ってこない場合は 相手後衛の逆モーションコースへの攻めが期待できます
雁行陣形でも前衛がサービスをする場合は 一般的には ダブル後衛の形からスタートします
前衛に深い打球を打ってラリーをします 一般的には前衛はラリー力が弱いので そのままでも
有効ですが 前衛がネットにつくために仕掛けてきたタイミングが攻めのチャンスとなります
前衛がリセット・ロブでネットにしっかりついた場合は 簡単に攻めることはできませんが 前衛が
中間ポジションに位置する場合は センターへの打球やショート逆クロスの打球は有効です
後衛がセカンドサービスを打つ場面で 前衛が下がり ダブル後衛になる場合も同様です
ショートを有効に使う
前衛を後ろに下げておく もう1つの方法は ダブル後衛の体勢で後衛前にショートを打ちます
後衛がネットにつくと前衛はネットに上がれませんから 逆雁行陣形となり相手の専門性を
そぐことになります 相手の返球があまくなれば再度振りショートを前衛前に落とします
形によっては 後衛に頭越えロブを上げて 前衛を横に走らせて 後衛が下がったら 再度
後衛前にショートを落とす場合もあります
クロスショートレシーブからの展開 ドライブクロス・スライス逆クロスのショートレシーブで
相手をコートの外に追い出し ミドルを拡げて攻める場合があります これば意外性が功を
奏するので クロス・逆クロスの深い対角線シュートを使うことで相手に深く守らせてショート
しないと 逆に攻められてしまうので 注意しましょう 振りストレートに混ぜて使うことも効果的です
F ダブルスのまとめ
■アジア大会でもダブルスでは 後衛がシュートにロビング混ぜていかに展開するかが 勝敗のカギを
握っています クロスショートも使い前後左右に走らせながらの展開です
アジア大会ではゲームの中盤に 日本の前衛の積極的なプレーが 試合の流れを変えました
後衛はシュート・ハイシュート・ショート・ロビング・リセットロブなどを駆使していました
特に韓国の選手は 前衛のサイドをシュート・ハイシュートで積極的に攻めることで 日本の
前衛に主導権を握らせないようにしていました 後衛前のハイシュートや振りハイシュートも
積極的に使いながら 前衛の位置取りを優位にしていました
■相手がダブル後衛の陣形であれば シュートだけでも試合は進められますが 相手が延々と
つないで来たら シュートばかりでは そのうち疲れてしまいます ダブルスの7ゲームマッチを
終盤まで自分たちの流れで押し切るために いくつかの引き出しを開けることは必要です
■2人で1ポイント 1人で1ポイント 両方が合わさって 試合を展開します ソフトテニスは
は 攻めが3割 守りが7割です
攻めというのは相手に取らせにくい打球をミスなく打つこと
守りとは どんな打球を打つにしても ミスをしないということ
相手の打球が 守り切れなくなるような 打球は打たない事です
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